学科と実技の2つある2級船舶免許試験の内容

学科と実技の2つある2級船舶免許試験の内容
2級船舶免許を取得するためには、二級小型船舶操縦士の学科と実技、そして健康診断で合格点になる必要があります。健康診断は、特別な疾患などがなければ問題なく合格になりますが、視力や聴力などに問題がある場合は注意が必要です。2級船舶免許の実技講習は、船の点検・操船・ロープワークなど国家試験で求められる技能を学びます。ちなみに、試験で利用する船は、全長約5mのモーターボートです。 なお、海および船舶についての基本的なマナーや知識を学ぶことで小型船舶操縦の安全性を維持させることに繋がりますので、小型船舶の基本的な操縦技術を身に付けることが合格のポイントになって来ます。船は車のようなブレーキがないので情力や風などで船が流される感覚も身に付けておくことが大切です。具体的な内容は、小型船舶操縦者の心得および遵守事項・交通の方法・運航(一般)の3科目、合計50問で500点満点です。スクールでもこのような内容を中心に学びます。
船舶免許2級で受ける必要がある身体検査とは
船舶免許2級試験は学科と実技で構成されていますが、身体検査も合格に必要ではないでしょうか。身体検査では視力と聴力、疾病の有無といった合格基準が設けられています。船舶免許はボートを操船する資格で、2級は海岸を離れて約9kmの範囲で活動できることから、遠くを見渡せる目の良さが求められます。視力検査はメガネやコンタクトレンズを着用した状態で、両目0.5以上あればクリアです。聴力検査は、5m以上離れた場所から話す検査員の言葉を聞き取り、応答できれば問題ないです。疾病は視覚機能の障害の有無、他の疾病の既往歴の確認とてんかんや精神機能のチェックがあります。船舶免許は操船技術だけでなく、健康面の基準もクリアする必要があるので、健康診断を受けて自身の状態を把握しておくのが望ましいです。船舶免許試験を受験する際には、メガネやコンタクトレンズを新調した方が合格に近づきます。検査で健康状態に問題があると気が付くのは困るので、事前に洗い出して対策することが大切ではないでしょうか。